木炭窯入れ作業の記録4/4

木炭窯入れ作業の記録 令和3449:00-12:00頃 場所:炭焼き広場 天候:晴れ 新規参加者:寒川在住の兵頭さんが朝から参加し半日窯入れ作業の実務を体験された。結果本日より会員になることになった。また仲間が増えた。写真は左から、島田・松本・徳岡・奥山・小西・添田・石川・須藤・是竹・中島・白川・村山・祐谷・兵頭・中條・佐藤・他に末永 撮影は菊池 合計18名。八重桜畑の下草刈り作業は徳岡・中島・是竹・小西が担当し、46日の八重桜花摘み作業の準備作業を行った。今年の八重桜の開花は早い様だ。コロナ過で値段も安いのは致し方ないか。

令和2年度の窯入れは今回が最後である。火入れは49日の予定だ。最近は360㎏程の出炭量が続いている。

 

今回も有終の美で飾るべく松本さんと丁寧に積み込んだつもりだが、結果はどうなるか楽しみだ。このところ未炭化の部分が散見されるが、その原因は何なのか? おそらく炭材の詰め方に問題があるような気がしている。窯の壁側には隙間があるがあまり気にしていなかったので、今回は丁寧に壁際にもコマを詰める様にしてみた。結果が楽しみだ。

窯入れ作業での重要なポイントは炭材間と窯壁の隙間をコマで埋め尽くすことである。

    窯奥には上質の炭材(丸材・真っすぐな割材・伐倒時期が短い材)を使い樹皮を焚口に向けて縦に積み込む。

    炭材の根元部分を下に置いて詰めると斜めになるから、逆さにして入れるなど工夫をして出来るだけ窯底と垂直になる様に積み込む。

    大きな炭材を縦に積み込み30-40cm程の幅になったら炭材の頭が平坦になるまで小さなコマを炭材の間に詰め込む。

    窯の壁側の隙間には小さなコマや薄いコマを使って詰め、窯壁と炭材間の隙間が小さくなる様にする。

    コマで平坦になったら大きめのコマを窯の天井まで詰め込む。大きなコマ同士の空間が少なくなる様に工夫して詰める。

    窯の天井部分への詰め込みは大きなコマを天井に当てて、その下の部分の隙間にコマを詰め込む。コマの向きは窯奥に向かって入れるのが理想だ。

    窯の焚口から1ⅿ程度になったら目印の煉瓦があるが、そこから炊口側は燃えて灰になる。引続き雑木を窯奥の炭材と同じ要領で詰め込む。

    煉瓦ブロック設置場所近く(50-60cm程)になったら煉瓦の壁を3枚分位程積み上げて、窯奥の空間に炭材や雑木・コマを詰め込む。煉瓦の位置になったらまた煉瓦を積み込んで同じように積み込む。

    ここも奥の炭材詰め込みと同じように壁際にも炭材を詰め込むことが肝心。

 

    煉瓦の壁が窯の天井と10cm程度になったら詰め込みは完了。煉瓦を2-3入れて通風口とする。